教習についての考え

ここでは、教習にどのように取り組んでいるかについてお話しさせていただきたいと思います。

 

ペーパードライバー教習の難しさ
 自動車学校では、全員が同じスタートラインから始まり、統一カリキュラムに従って教習が均一に進むため、卒業時のレベルはほぼ同じです。対してペーパードライバーは、年齢や運転ブランクなど個々の状況が大きく異なるので運転レベルは十人十色。数十年ぶりに運転する方もいるため、指導には瞬時に受講者の運転レベルを見極める能力が求められます。突発的な急操作に備えながら、周囲の交通状況にも注意を払う必要があります。

  特に安全面においては、補助ブレーキの選定が非常に重要です。当校は、自動車学校で使われる補助装置を導入して安全性確保をした結果、創業以来「ペーパードライバー教習中の交通事故ゼロ」を達成しています。業界では、通販サイトで3万円程度で販売されているステッキ(棒)を補助ブレーキとして使用しているスクールが多いことにとても驚きました。これはハッキリ言っておもちゃであり非常に危険で指導員の右手で棒を介して運転席側のブレーキペダルを押さえるのでそれによって生み出される力も非常に弱く暴走状態の車両を安全に停止させることは不可能です。更に危険回避の為の補助ハンドルが全くできません。

当スクールでは、安心して練習していただける足踏み式補助装置を全車整えております。

 

乱立するペーパードライバースクールと「教習の質」

 新型コロナ以降阪神間では、ペーパードライバースクールの数がそれ以前の3倍以上に増えました。ほとんどが自動車学校の元指導員ですが中にはトラックやタクシー会社、元警察官など講師も多様化してきました。

 自動車学校での運転指導にあたるには、道路交通法第99条に「国家公安委員会資格」が必要と定められておりしかるべく知識と技術が要求されます。ですが、ペーパードライバー指導には特に公的な指導員資格は不要なので全く制約がありません。自動車教習現場の経験もない方が「自己流の運転方法」を教えます。指導員に必須である「道路交通法の知識」「教習の4段階法」「教習心理学」などの知識もなく安価な料金で請け負っているところも数多く存在しているのが実情です。

 教習には「教習の質」というものがあり受講者個々のレベルに応じた教習と指導方法が重要です。闇雲に時間をかけて行うのではなく最も効率よく短時間で仕上げていかなければなりません。

どれくらいのレベルになれば安心して1人で運転できるのか?この判断は非常に難しいです。ご本人の納得の度合いと指導のプロによる判断の両方で判断しなければなりません。個人の納得度はさまざまです。そこで当スクールは3時間と言う時間を一つの区切りとして自信がつくまで3時間ごとの教習を行います。詰め込みすぎずマイペースで練習するための適度な時間が3時間なのです。気軽に受講できる

【サクッと教習】システムを導入しました、。当スクールは、長年交通教育の現場で培ってきた技術をフル活用して無理なく短時間で技術を身につけるシステムでご好評をいただいております。